CASE 460 訪問看護開業したい
業務経験強みに計画書
令和 5 年 12 月 31 日 沖縄タイムス 経済面掲載
◆ 企業名 live well 訪問看護
◆ 業 種 訪問看護
◆ 所在地 那覇市
◆ 資本金 400万円
◆ 創 業 2023年
◆ 従業員 非公表
【相談】
那覇市内で訪問看護事業所を開業したい。看護師2人で初めての創業なので開業までに準備することや事業計画書作成などについて教えてほしい。
【回答】
相談者の久高廉さんは共同経営者の玉城詩織さんと一緒に、年明けの2024年1月に那覇市真嘉比に訪問看護事業所「live well」を開業する。
20代の若いお二人が病院勤務の看護師から訪問看護事業へ転職し、「患者と看護師」という病院での関係から「人と人」という関わり方がメインとなる訪問看護に、ご自身の看護観が合致したことで、将来的には独立開業を目指していたという。
現在の訪問看護のサービス体制は、基本的に平日の日中のみの事業所がほとんどで、休日や夜間などは家族がその負担を担っている。家族の負担は大きく不安も増し、夜間でも休むことができない。その家族を目の当たりにしてきた久高さんは急性期病院の経験から、医療依存度の高い利用者を在宅で受け入れることができる。夜間、早朝、休日を含めた24時間365日体制で利用者本人と家族を安心させる事ができる事業所の開所を目指していた。
創業準備のために何をしたらいいのか相談に来られた。当初の事業計画は2人の思いが強い分、気持ちの部分が強調されていたため、箇条書きやグラフの導入等で分かりやすくすることを提案。人材確保が難しい福祉の分野で24時間365日稼働の事業所の体制は、ICT化の積極的な導入で補完すること、病院勤務の経験を生かした具体的なスタッフ確保の取り組みなども強みとして表現することを提案した。
live well 訪問看護
その結果、公庫へ提出した事業計画書では希望額の融資を受けることが確定し、今は年明けの開所を待つ状態である。しかし、開業がゴールではなく、これからが本番と考え、辰(たつ)年にちなんで経営運気が上がり、2人の次の目標である2店舗目の開所に向けて、引き続きサポートを続けていきたい。
問い合わせは株式会社live well、電話
098(917)4090
(県よろず支援拠点コーディネーター・
小松崎愛)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点 電話
098(851)8460のよろず支援拠点、または
お近くの商工会にお問い合わせください。
「よりよく生きる(live well)」を支えたい。 その気持ちからサービスを始めました。
私たちは、病気を抱えた状態でも、本人、家族が住み慣れた地域、
お家で安心して生活を送れるよう、
医師の指示のもと、看護師や、リハビリスタッフが訪問させていただくサービスです。
株式会社 live well
〒902-0068 那覇市真嘉比 3-7-9 Olive 1F 101号室
TEL:098-917-4090
URL:https://hp.kaipoke.biz/3as/
Instagram:https://www.instagram.com/_live_well_houmonkango_/
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