CASE365 写真発表や活動を発信したい
インスタで拡販も期待
令和 4 年 1 月 30 日 沖縄タイムス 経済面掲載
◆ 企業名 海人写真家 古谷千佳子
◆ 業 種 写真家
◆ 所在地 沖縄本島中部
◆ 資本金 非公表
◆ 創 業 2002年
【相談】
出産を機に子育てを優先してきた。写真家としての作品の発表や対外的活動の機会は限られていたが、撮影自体は続けてきた。活動を本格化できる時期となったので、発信の強化を含めたアドバイスがほしい。
【回答】
相談者の古谷千佳子さんは20代で沖縄に移住し、沖縄の伝統漁業の撮影を続けてきた。2007年にはテレビ番組「情熱大陸」で「海人(ウミンチュ)写真家」として密着取材を受け、注目を浴びた。その後も沖縄を拠点に全国のウミンチュや海女の住む漁村の撮影を続けている。近年は子育てを優先していたために遠ざかっていた作品の発表や、対外的活動にも時間を割けるようになったことから、今後の活動や発信についての助言を求めて来所された。
まず、糸満海人工房・資料館での写真展開催を予定していたことから、メディア向けのプレスリリース作成をサポートした。しかし今月に入り、新型コロナウイルスの感染急拡大で開催延期が決まり、延期に関する追加プレスリリースを行った。延期は残念だったが、一連の発信の中でラジオ番組へのゲスト出演の予定が入ったことは、集客につながるポジティブな材料だ。
また、写真展の開催延期によってできた時間で、情報発信を強化することにした。現在はホームページで2022年カレンダーを発売中で、フェイスブックを中心に告知を行ってきたが、新たにインスタグラムを開設した。インスタグラムは、写真や動画など視覚的に魅力的なコンテンツとの相性が良い上、ショップ機能との連携などでカレンダーの拡販につなげやすいメリットもある。興味・関心に基づいたフォローによるファン獲得が期待できる点も、写真家の活動との親和性が高い。
写真家の古谷千佳子さん
相談者は、撮影を通じて全国の漁業者とのつながりがあり、今後の活動では各地域間の交流も見据えている。対外的な活動の本格化に向け、関係者に提案する企画を今後検討していく予定で、引き続きサポートを続けていきたい。古谷千佳子氏のホームページは
https://chikakofuruya.com/
(県よろず支援拠点コーディネーター・
堀家盛司)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点 電話
098(851)8460のよろず支援拠点、または
お近くの商工会にお問い合わせください。
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