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CASE 470 激戦区・浦添で美容サロン開業したい

強み生かした事業展開を

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 6 年 3 月 10 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 IRIO(イリオ)
 ◆ 業 種 美容サロン
 ◆ 所在地 浦添市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2024年
 ◆ 従業員 2人

【相談】
 エステ激戦地域の浦添市内に美容サロンを開業予定。物件は契約交渉中で、その他開業に向けて何をすればいいか相談したい。

【回答】
 相談者の田嶋雅代さん=写真左=と妹の西表亜沙美さん=同右=は、姉妹でネイルや脱毛・ヘッドスパなどのビューティーサロンの開業を目指しているという。2か月後に開業するには何をすればいいかと相談に来られた。
 浦添市内に既に物件は確保しているとのこと。美容系サロンが数多く存在する浦添市内で、既に物件が確保できているとはいえ、2か月後の12月オープンは時間的にかなり急ぐ必要がある。現在は、物件の居抜き契約の交渉中、内装見積もり、導入予定の機材などを検討中である。開業費がかなり高額になる見通しで資金調達が必要であった状況から、融資依頼のための事業計画の作成が急務と提案。開業費の多くを占めていた高額機材について、導入根拠が必要なことなど、機材の導入の際の注意点について説明した。
 さらに競合が多い業界において自分たちの強みは何かも考えていただいた。相談者は機材選定や、丁寧な施術を自店の強みとする事業計画書を作成した。当初の12月オープンは厳しくなったが、事業計画作成と並行して集客のための情報発信などについても計画した。
 導入予定の高額機材は、事業内容に見合う金額の物に変更、さらに強みをしっかりと打ち出すことで説得性のある事業計画が完成した。
 年末ではあったが、比較的早く融資が確定した。普通、融資が確定しホッと安心するところだが、田嶋さんは融資確定の報告と、今後の注意について相談に来られた。融資が実行されると返済が始まることを念頭においておくこと、何かの時に備えて内部留保も必要であることをお話した。
 2024年2月10日サロン「IRIO」は無事オープンを迎えた。ちなみに店名はお二人の旧姓「西表」から取った。問い合わせはIRIO、電話050(8882)8086。
(県よろず支援拠点コーディネーター・小松崎愛

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点 電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会にお問い合わせください。  


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CASE 464 起業に必要なことは

事業スキーム構築重要

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 6 年 1 月 28 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 金城店舗経営コンサルティング
 ◆ 業 種 コンサルティング業・飲食業
 ◆ 所在地 沖縄市
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2023年11月
 ◆ 従業員 1人

【相談内容】
 14年間県内の大手スーパーチェーンに勤務した後、昨年退社。店舗経営のコンサルティング業で起業を計画中。法人か個人事業主かの選択に関するアドバイスや創業にあたり準備すべきことなどを教えてほしい。
   
【回答】
 県内大手スーパーチェーンで14年の経験を積んだ代表の金城翔太さんは食品日配品担当、中規模店舗の店長、大型店舗の販売課長として活躍した後、昨年退職し独立創業を決意した。店舗経営コンサルタント事業を開始することを目標にオンラインセミナーを受講し、新たなスキルを身につけている。創業にあたりどのように進めればよいか、個人事業主として始めるべきか、法人化すべきかなどに迷いよろず支援拠点でのアドバイスを求めた。
 私もサラリーマンから起業家に転身した一人としてこうした動きは近年特に増えていると感じる。サラリーマンの経済的安定は魅力的だが、自らキャリアを築き資産を形成するために現状の生き方や考え方、環境を大きく変える必要がある。独立創業は事業規模にかかわらず「ビジネススキーム」をどう構築するかが重要である。それは事業の全体的な枠組みを指し、経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報・時間(計画)の仕組みや流れ、事業目標の具体性、商品開発、マーケティング、販促計画などを組み立てることである。
 相談者には創業時の自己マーケティング、開業に伴う手続き、個人事業と法人の違い、事業計画作成、プロモーション手法、会社PR技術など私の経験と資料を基にアドバイスした。
 その結果、昨年11月に計画通り個人事業主として創業。店舗経営コンサルタントのノウハウと自身の理論を実践するため、知人の飲食店の店長として経営に参画し前年比約140%の売り上げ増加、2カ月で客数を180%に伸ばす成果を上げた。これは経営コンサルタントとしての自信にもつながったと思われる。現在の課題は、コンサルタントする店舗数をどのように増やすかだという。
 独立して経営者になる道は、多くの不安を伴う。しかし一人で悩むより、よろず支援拠点等で相談することで、少しでも悩みや不安が軽減されるはずである。自らで創業への道を切り開く自信になれば幸いである。問い合わせ先 syouta510609@gmail.com
(県よろず支援拠点コーディネーター・大久保竜也

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CASE 463 やんばる体感できる店を作りたい

新たに事業を再構築

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例 まぁぐすくやー


令和 6 年 1 月 21 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 まぁぐすくやー
 ◆ 業 種 飲食業
 ◆ 所在地 大宜味村
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2017年
 ◆ 従業員 1人

【相談内容】
 創業以来、那覇の国際通りで飲食店を経営してきた。コロナの影響を受けたタイミングで今後の展開を考え、かねてより考えていた出身地である大宜味村で自然と調和した飲食業を展開したい。

【回答】
 代表の宮城光枝さんは栄養士の資格を活かし、2017年に那覇市の国際通りに食堂「オレンジキッチン」を創業。「身体に良くて、自然に良いもの」をコンセプトに、健康でボリュームのある手作り料理を提供してきた。しかし2020年からのコロナ禍で顧客が減少し、今後の経営や展開について相談に訪れた。
 まず、ご自身で現状や先行きの整理、今後何をやっていきたいか、できることは何かなどを整理していただいた。熟慮の末、創業当初からの夢であった大宜味村にある実家を活用した飲食業と、世界自然遺産のやんばるを体感できるような、ヨガなどのイベント施設をやっていきたいという思いが強まった。
 やりたい事業の内容から事業再構築補助金の活用を提案した。「誰しもができるもの」では採択されにくいため、事業の目的や意図、留意点をしっかりと理解していただいた上で、時間をかけて事業計画書の策定にアドバイスを行い、無事に採択された。
 採択後、交付決定通知までかなりの時間を要したがその都度相談と対処をしっかりと行い、採択から1年を要して決定通知を受理、銀行の融資も受け昨年11月に工事を完了させた。

まぁぐすくやーを開店した宮城光枝さん

まぁぐすくやーを開店した宮城光枝さん

 事業再構築補助金の活用では紆余(うよ)曲折があったが、宮城さんは創業当初からの夢であった大宜味村での開業を実現させ、今年1月7日にグランドオープンにこぎ着けた。これまで培ってきた経験を生かし、世界自然遺産のやんばる大宜味村で、塩屋湾を眺めながら地元食材を使った宮城さんの愛のこもった料理を味わい、宿泊やイベント等が堪能できる場所として新たなスタートを切った。今後の発展に期待しながら引き続き応援していきたい。問い合わせは「まぁぐすくやー」、インスタグラムhttps://www.instagram.com/magusukuya352/
(県よろず支援拠点コーディネーター・石垣博也

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点 電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会にお問い合わせください。

レストラン・やんばるは大宜見村「塩屋湾・まぁぐすくやー」です。
塩屋湾を眺めながら静寂な時間をお過ごしください。
cafe、モーニング、ランチ、イベント各種、ヨガ教室など

まぁぐすくやー
国頭郡大宜味村塩屋352
Facebook:https://www.facebook.com/orange.kitchen2/
Instagram:https://www.instagram.com/magusukuya352/






  


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CASE 460 訪問看護開業したい

業務経験強みに計画書

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 5 年 12 月 31 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 live well 訪問看護
 ◆ 業 種 訪問看護
 ◆ 所在地 那覇市
 ◆ 資本金 400万円
 ◆ 創 業 2023年
 ◆ 従業員 非公表 
 
【相談】
 那覇市内で訪問看護事業所を開業したい。看護師2人で初めての創業なので開業までに準備することや事業計画書作成などについて教えてほしい。

【回答】
 相談者の久高廉さんは共同経営者の玉城詩織さんと一緒に、年明けの2024年1月に那覇市真嘉比に訪問看護事業所「live well」を開業する。
 20代の若いお二人が病院勤務の看護師から訪問看護事業へ転職し、「患者と看護師」という病院での関係から「人と人」という関わり方がメインとなる訪問看護に、ご自身の看護観が合致したことで、将来的には独立開業を目指していたという。
 現在の訪問看護のサービス体制は、基本的に平日の日中のみの事業所がほとんどで、休日や夜間などは家族がその負担を担っている。家族の負担は大きく不安も増し、夜間でも休むことができない。その家族を目の当たりにしてきた久高さんは急性期病院の経験から、医療依存度の高い利用者を在宅で受け入れることができる。夜間、早朝、休日を含めた24時間365日体制で利用者本人と家族を安心させる事ができる事業所の開所を目指していた。
 創業準備のために何をしたらいいのか相談に来られた。当初の事業計画は2人の思いが強い分、気持ちの部分が強調されていたため、箇条書きやグラフの導入等で分かりやすくすることを提案。人材確保が難しい福祉の分野で24時間365日稼働の事業所の体制は、ICT化の積極的な導入で補完すること、病院勤務の経験を生かした具体的なスタッフ確保の取り組みなども強みとして表現することを提案した。

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例

live well 訪問看護

 その結果、公庫へ提出した事業計画書では希望額の融資を受けることが確定し、今は年明けの開所を待つ状態である。しかし、開業がゴールではなく、これからが本番と考え、辰(たつ)年にちなんで経営運気が上がり、2人の次の目標である2店舗目の開所に向けて、引き続きサポートを続けていきたい。
 問い合わせは株式会社live well、電話098(917)4090
(県よろず支援拠点コーディネーター・小松崎愛

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「よりよく生きる(live well)」を支えたい。 その気持ちからサービスを始めました。
私たちは、病気を抱えた状態でも、本人、家族が住み慣れた地域、
お家で安心して生活を送れるよう、
医師の指示のもと、看護師や、リハビリスタッフが訪問させていただくサービスです。

株式会社 live well
〒902-0068 那覇市真嘉比 3-7-9 Olive 1F 101号室
TEL:098-917-4090
URL:https://hp.kaipoke.biz/3as/
Instagram:https://www.instagram.com/_live_well_houmonkango_/
X(旧 Twitter):https://twitter.com/livewell_houkan


  


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CASE 453 宮古島移住し宿泊業 融資受けるには

集客の強み 計画に盛る

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 5 年 11 月 12 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 A氏
 ◆ 業 種 宿泊業
 ◆ 所在地 宮古島市
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 非公表
 ◆ 従業員 1人

【相談】
 現在、県外で事業を展開しており、沖縄の市場調査を行うためのデータが不足しているため、銀行からの融資が難しい状況。そのため、沖縄県内の金融機関から融資を受けるためのアドバイスがほしい。

【回答】
 2023年7月1日時点での沖縄県の地価調査によれば、宮古島市は商業地の平均上昇率が前年比で12.6%、住宅地は同17.7%上昇し、どちらも県内の市町村でトップ。この上昇はコロナ禍からの回復と観光需要の活性化に支えられ、外国資本も市場に進出し観光需要に大きな影響を与えている。
 宮古サテライトでは、移住者による新規ビジネスの相談が増加傾向にあり、Aさんも観光業を営むため宮古島の金融機関から融資を受けたいという相談だった。Aさんは県外でビジネスを展開し経営の知識は持っているが宿泊業の事業は初めての試みだった。
 Aさんからは、移住して新規ビジネスを始める情熱と覚悟が感じられた。高齢者やファミリーのニーズに対応できる宿泊施設を想定し、国内外のラグジュアリーな施設の宿泊経験からヴィラタイプに設定。予定の土地はビーチから徒歩5分圏内に位置しており、単なる理論ではなく、相談者のビジョンや施設の内外装、ターゲット客層を具体的に考慮しながら、稼働率や宿泊料金などの要素を設定し事業計画書をまとめた。融資を検討する先としては、既に既存の事業でも融資実績のある沖縄振興開発金融公庫を提案。事業計画書の精度向上のために、オンラインやメールを通じて何度も情報のやりとりを行った。
 Aさんは集客に関するSNS活用のノウハウを持っており、複数のOTA(オンライントラベルエージェント)の選定もできており、集客の強みとなる部分である。それらを加えた計画書を作成し提出した後に限度額が伝えられ、県内のヴィラ施設との差別化と景観の問題が指摘され計画書の再調整が必要となった。
 数週間後、Aさんから景観に課題があった場所から、海に近い別の土地を選び施設のタイプをゲストハウスに変更する決断をされた旨の連絡があった。これにより利益が改善し、金融機関との融資交渉が進捗(しんちょく)した。今後も宮古島に移住するAさんと共に残された課題を解決し、経営の継続を追求していく。
(県よろず支援拠点コーディネーター・砂川淳一

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CASE 452 吃音対応の支援事業始めたい

合同会社の設立を提案

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 5 年 11 月 5 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 児童デイサービス たんたん(合同会社ちぇんじ)
 ◆ 業 種 障がい児通所支援事業(児童発達支援)
 ◆ 所在地 豊見城市
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 2023年
 ◆ 従業員 若干名
 
【相談内容】
 豊見城市で、言語聴覚士とともに「吃音(きつおん)」に対応した、家族と共に通い、学ぶ、児童デイサービス(児童発達支援)事業を始めたいので開所に向けたアドバイスがほしい。

【回答】
 法改正により、児童デイサービスが通所サービスと一元化され、児童発達支援、放課後等デイサービスなどになった。事業所数は2019年には6846カ所と大幅に増えている。このサービスを提供するためには都道府県による指定を取る必要があり、新規で参入しようとすると難易度は高い。
 代表の大塚乃子さんは言語聴覚士と共に「吃音」に対応した児童発達支援の開所を目指していた。親も一緒に通って活動するスタイルは県内でもまれな取り組みである。
 吃音とは、話す時に最初の一音に詰まってしまうなどの発話障害の1つで、全国に120万人以上いるとも言われている。2~4歳ごろの幼児期に発症する「発達性吃音」が多いが、疾患や心的ストレスなどによる「獲得性吃音」などもある。早い段階での家族ぐるみの対応はその後に大きく影響する。
 この事業は法人格が必要で、法人化、指定申請自体は多岐にわたる書類などをそろえていくこととなる。設立しやすい合同会社の設立を提案し、税務署や年金事務所などへ開業届、社会保険の適用などを行い、申請手続きを進めた。申請は指定日からそれぞれ決められた期日までに事前協議、続いて本申請を行う必要がある。事業計画書で運営の詳細を明記し、必要な各種規程やマニュアルなどを整備していった。
 福祉事業では、2カ月は入金のない状態が続く。申請が受理され稼働しても利用者数によって収入が変わる。そのため資金繰り表の作成は欠かせない。運営の課題は利用者数獲得、利用契約を増やすことだが、容易ではない。開所後の運営、営業、資金繰りに注意を払いながらアドバイスを行った。大塚さんは課題の一つ一つを着実にこなし、7月の開所につなげることができた。
 家族と共に通い、親子一緒に学ぶ児童デイサービス「たんたん」は、これまでの児童発達支援のあり方を超えた、良い社会のあり方を提案しているように思える。
(県よろず支援拠点コーディネーター・鈴木和久

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CASE 445 すべての島で水泳指導を提供したい

目的を軸に計画書作り

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 5 年 9 月 10 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 KIKU SWIMMING CLUB
 ◆ 業 種 サービス業
 ◆ 所在地 糸満市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2023年

【相談】
 「公認上級水泳教師」資格を活用して、糸満市を拠点に本島から離島エリアまで、水泳指導を提供したい。創業準備は何からしたらいいのか分からないので相談したい。

【回答】
 福島県出身の菊田和男氏は2003年に念願だった沖縄へ移住した。世界に誇れるほどきれいな海に囲まれた沖縄では意外にも泳げる人が少ない。沖縄県における水泳の普及に貢献したいと起業を決意した。
 スイミングスクールや、リゾートホテルのマリン事業でさまざまな経験をされ、県内の水泳やマリン事業の状況は把握している。だが、自分が思い描くビジネスモデルをどの様に進めて行けば実現できるのかわからないということで、よろず支援拠点に相談に来られた。
 初対面の菊田氏は、真っ黒に日焼けした健康そうなお顔だったが、どこか不安そうなご様子。そこで、まずは菊田氏のこれまでの経験や、開業の動機などを伺っていった。すると、県内でも数人しか登録者がいない「水泳上級教師資格」を所持し、水難事故防止のための「着衣泳訓練士資格」の登録は県内でご自身ただ1人、また、県勢初のアーティスティックスイミングの国体代表選手を輩出するなど、驚嘆する経歴が出てくる、出てくる!
 「すべての島に水泳指導を」というミッションが既に固まっており、よろず支援拠点としては、事業計画書の作成を提案した。計画書を作成しながら、場所・ターゲット・集客手段等の課題についてその都度相談を重ねて明確化していった。新しい活動を知っていただくためのチラシ作成では、菊田氏の経歴や資格等を明記する事で見る側に安心感を与える事をお伝えし、チラシに掲載するトビウオをイメージしたロゴ=写真=も出来上がった。


 今では離島での水難訓練の実施やスポーツツーリズムのサポートなど、活動の幅を着実に広げている。
 ロゴマークのトビウオのように、上昇気流に乗って飛翔(ひしょう)する菊田さんを応援し続けたいと思う。
 問い合わせはKIKU SWIMMING CLUB、電話090(3797)6661。
(県よろず支援拠点コーディネーター・小松崎愛

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CASE 443 帰郷してマッサージ店開業したい

無料駐車場 集客力の鍵

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令和 5 年 8 月 27 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 もみつぼ職人
 ◆ 業 種 サービス業
 ◆ 所在地 宜野湾市
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2023年
 ◆ 従業員 3人

【【相談内容】
 コロナ禍の影響で、今の職場で働き続けることに不安を感じている。この機会に故郷沖縄に帰郷し、本土での店舗経営の知識を活かして独立開業したい。立地や地域特性、ビジネスそのものについて相談したい。

【回答】
 2022年2月に、当時本土で働いている上運天先さんからオンラインで相談を受けた。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、沖縄への帰郷を決意。地元沖縄で個人のリラクセーションマッサージ店を開業するための計画を立てていた。本土からネット検索で物件を探してみたが、長く沖縄を離れていたこともあり、商圏など地域特性などの状況が分からず、アドバイスを求めてきた。
 よろず支援拠点から、立地条件が良さそうな地域をいくつか提案し、物件の商圏について意見交換した。車社会の沖縄では広い駐車場のある路面店は集客の必要条件である。もちろん無料であれば集客力は高まる。
 その後、年内に帰郷して実際に自分の目で物件を探し始めた。望んでいた条件に合う物件を見つけ、宜野湾市真栄原の店舗での開業を決めた。

もみつぼ職人

もみつぼ職人

 相談当初から、事細かな収支計画の作成や、資金調達の方法等の相談を何度も重ねた。ネットを活用した集客に向け、グーグルやSNSを活用した情報発信、ウェブ広告やリラクセーション予約サイトへの登録など、売り上げ獲得の戦略を一緒に考えた。さらに定期的な告知やイベント情報の発信、LINE公式アカウントを使ったリピーターの獲得手法なども提案した。
 初回相談から約1年後の2023年3月に店をオープンする事ができた。さらに、計画‐実行‐評価‐改善のPDCAサイクルを活用して、集客と利益を月単位で数値化する予実管理も行っている。
 開店から半年後、スタッフも増えて1日当たりの施術人数も伸びて、早々と単月黒字を達成することができた。
 問い合わせはもみつぼ職人、電話098(988)1519。
(県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功

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創業の支援塾 受講生を募集

かいぎん来月 2 日から

かいぎん 創業の支援塾 受講生を募集 沖縄県よろず支援拠点

令和 5 年 7 月 18 日 沖縄タイムス経済面掲載


 沖縄海邦銀行と海邦総研は、創業を支援する「かいぎん創業支援塾」を 8 月 2 日から全 5 回のカリキュラムで実施する。本紙で連載中の「よろず支援拠点」のコーディネーターらが講師となり、事業のコンセプトの整理やマーケティング、営業戦略、財務などを学ぶ。受講無料。
 創業予定者や創業 5 年未満の事業者を対象に 9 月 6 日まで実施。定員は各回とも先着 30 人で、興味のあるテーマだけを受講することも可能。セミナー後に個別相談も受けられる。よろずの上地哲チーフコーディネーターは、県内は創業も多いが廃業も多いとし「計画と覚悟が大事。講師は全員、創業も経営の経験もあるので、すぐ役立つ知識を得られる」と話す。海銀の上江洲一樹氏も「創業者を全力で応援する」と話し、参加を呼び掛けた。
 詳細はQRコードから。問い合わせは海邦総研、電話 098(869)8700

かいぎん創業支援塾お申し込みページ >> https://qr.paps.jp/n4xFR
  


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CASE 437 犬への思いをカタチにしたい

屋内ドッグランを開業

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 5 年 7 月 16 日 沖縄タイムス 経済面掲載


 ◆ 企業名 U and One OKINAWA(ユーアンドワンオキナワ)
 ◆ 業 種 屋内ドッグラン事業
 ◆ 所在地 八重瀬町
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2023年4月
 ◆ 従業員 5人

【相談】
 音楽イベント請負業など、エンターテインメント業界を活動の場としてきた。しかしコロナ禍の影響を受け仕事が激減、将来の見通しがたたないので、これを機に自分がやりたかったことの事業化の構想を相談したい。

【回答】
 代表の廣瀬陽子さんはこれまで個人事業主として、沖縄のエンタメ業界に身を置き著名人のコンサートやイベントのディレクションなどを行ってきた。しかしコロナ禍の影響で仕事が無くなるなどの影響が出始め、事業の将来性への不安から2021年8月に相談に訪れた。
 自分の本当にやりたかったことを見つめ直してみて、元々愛犬家の廣瀬さんは、犬に対する思いをカタチにしたいとの思いに至った。心機一転、新事業を進めるために何か支援施策を活用できないかという相談内容であった。
 該当する補助事業の内容を理解してもらうために事業の目的や意図をしっかり説明した。応募に当たっては第三者から見て「廣瀬さんしかできない事業」であることを伝える必要がある。多角的に事業計画策定へのアドバイスを行い、ご自身で計画書を作成、応募し、「事業再構築補助金」に採択された。
 開業までの間、銀行からの融資が下りなかったり、役所からNGが出たり、場所の変更を余儀なくされたりなど、さまざまな困難にぶつかった。廣瀬さんはそれぞれの問題を、冷静にしっかりと、強い意志をもって対処して、事業の実現を果たした。
 今年4月15日に県内初の屋内ドッグランである「ワン.ブレラ」は無事オープンした。ドッグランだけでなく、ドッグホテルや専用ランドリー、ドッグカフェなど、廣瀬さんの愛犬家としての視点で、たくさんの「わんこのHAPPY」がちりばめられている。

屋内ドッグランで犬と触れ合う廣瀬陽子さん


屋内ドッグランで犬と触れ合う廣瀬陽子さん


 新たな事業を起こすにあたり、補助事業を通じて、課題の整理の仕方、優先順位、具体的な目標設定、達成手段や手法など、多角的な視点で事業計画書を作成した。これらの判断が今後の事業展開にも役に立つと信じて、引き続き応援していきたい。問い合わせはWan.brella(ワン・ブレラ)電話098(952)0612。HP:https://wanbrella.okinawa/(県よろず支援拠点コーディネーター・石垣博也

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点 電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会にお問い合わせください。

わんこのHAPPYが増える場所
八重瀬町にある室内ミニドッグラン、ドッグホテル、トリミングを併設したサロン

Wan.brella ワン・ブレラ

〒901-0406 沖縄県島尻郡八重瀬町屋宜原183-1
TEL : 098-952-0612
公式ホームページ : https://wanbrella.okinawa/

  


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