無料経営相談 沖縄県よろず支援拠点 - 支援事例集【公式】

働く側の実情を理解







◆ 企業名 株式会社 お元気さん
◆ 業　種 製造小売業
◆ 所在地 南城市
◆ 資本金 １千万円
◆ 創　業 ２０１１年
◆ 従業員 ３人


【相談】
　当社で販売している商品「エコレ」の販売網を新たに作りたい。しかしながら、単純に販売員を募集しても採用は難しいと感じている。販路拡大と楽しく笑顔で働く事が両立できるような工夫ができないか？


【回答】
　お元気さんが販売するのは「三方よし」がコンセプトの食用油ろ過システム「エコレ」である。コンセプトの「三方」は①購入する企業②食するお客さま③自然環境－を指す。これらに優れたメリットを提供する事が「エコレ」の強みである。機能性として油の劣化要因になる「遊離脂肪酸」を除去。胃もたれや匂いの原因になるアルデヒドの発生を抑えられ、大阪府の中小企業新商品購入制度認定商品ということもうなずける。
　相談を頂いた際、頭に浮かんだのは、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の考え方である。ＳＤＧｓの「ディーセント・ワーク（働きがいのある人間らしい仕事）」を基本に工夫すれば、販路拡大と楽しく働くことを「両立」できると考えた。相談を続けた結果、販売員について①女性スタッフを中心に据える②自由度が高い活動ルール③時間に縛られない報酬体系④地域貢献に共感できる人材－などの条件に絞り込んだ。具体的な採用ターゲットをシングルマザーや障がい者、要介護人を抱えた人材に設定し、それぞれの生活環境や要望、課題などを理解する事から始めるようアドバイスした。
　また、販売員の負荷を下げる工夫として①バックオフィス機能②営業リストの質の向上③会社および商品の認知度向上④信用、信頼の強化－などをアドバイスした。また県内の福祉支援団体や弱者支援の専門家などへヒアリングし、採用ターゲットの実情に合う働き方を模索した。さらに、販売促進と認知度を補強できる企業との連携、インターネットユーザーが最初にアクセスするランディングページの制作など販売強化の準備も同時に進めた。
　これから、「エコレディー」という名称で販売員の募集が始まる。ご興味がある方は、お元気さんへお気軽にお問い合わせ下さい。電話０８０（０８８８）１１３５
（沖縄県よろず支援拠点コーディネーター・赤嶺輝昌）


※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点、電話０９８（８５１）８４６０。または地元の商工会にお問い合わせください。


株式会社 お元気さん
ホームページ : http://www.ogenkisun.jp/ecore.html
沖縄オフィス : 〒901-0611 南城市玉城富里238-301