こちらの記事をお読みになり「自分も相談したい」とお考えのみなさま。
沖縄県よろず支援拠点に創業前・後問わず気軽にご相談予約ください。
■ お申込みは、
月~金(祝祭日を除く)9:00 ~ 19:00
土曜日(祝祭日を除く)9:00 ~ 17:00
TEL 098-851-8460
または、24 時間 / 365 日お申込み可能なネット受付は >> コチラ
紹介パンフレットはコチラ
~ 相談は何度でも無料です!! ~
友だち追加

よろず公式インスタグラムをフォロー



CASE329 公共工事減で利益率下がった

支出削減 経理体制整え

沖縄県よろず支援拠点 沖縄タイムスカルテ記事 支援事例


令和 3 年 5 月 9 日 沖縄タイムス 経済面掲載


◆ 企業名 A社
◆ 業 種 建設業
◆ 所在地 非公表
◆ 資本金 非公表
◆ 創 業 2020年
◆ 従業員 5人

【相談】
 売り上げの柱である公共工事の受注が伸び悩み、人件費や原材料費の高騰で利益率が下がっている。借入金の返済も厳しくなってきた。売り上げを安定させて利益を確保し、将来の成長戦略が描ける会社にしたい。

【回答】
 A社の経理について確認すると、原価が管理されておらず、丼勘定で経営していることが分かった。そのため、適正な契約価格を算定できずに、いくつかの現場で赤字の工事案件が発生していた。また、運転資金が足りなくなれば銀行に借りれば良いという考えを持っており、資金繰りの管理がまったくなされていない。さらには無駄な費用支出が多く、営業収支が毎月マイナスで推移していた。
 すぐにできることとして、無駄な支出を削減した。また、売り上げの回収とともに支払いまでの期間の見直しも実施し、資金繰り表の営業収支を黒字化した。その上で金融機関ともリスケ(借入条件の変更)を交渉。その結果、1年間の元金返済の猶予ができ、当面の資金繰りが安定した。
 資金繰りが落ち着いたことから、次に経理体制の構築に取りかかった。会計の入力業務からはじめ、財務情報を把握できる環境を整えたことにより、自社で月次決算体制が組めるようになった。
 A社の赤字工事発生の要因の一つに、現場ごとの原価管理ができていないことがあったが、会計ソフトを活用すれば、無駄な工事原価を見積もり段階から排除し、利益の確保ができるようになる。
 売り上げを公共工事に依存していると、自らの営業活動による売り上げ獲得は難しい。入札して結果を待つ経営スタイルでは、今後も政策的要因などの外部環境によって会社経営が左右される可能性が続く恐れがある。この点でA社は社長自身、長期的な成長戦略が描けるビジネスモデルを構築し、売り上げの安定化を図る必要性を認識している。
 そこで既存事業に加えて、リフォーム事業と解体事業を新たな事業の柱としてはどうかと提案した。現場レベルでどれだけ原価に対する意識を持って日々の業務をこなせるか。現状の資金繰りと向き合いながらどのタイミングで民間事業に進出するかが今後の課題である。引き続き相談者に寄り添いながら、経営改善をサポートしていきたい。
(県よろず支援拠点コーディネーター・税理士・平良豊

※経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会にお問い合わせください。



ウイルス対策ソフト
【おすすめ】Win も Mac も、感染してからでは遅い!無料体験から始める人気ウイルス対策ソフト


国(中小企業庁)が設置する無料の経営相談所 沖縄県よろず支援拠点
〒901-0152
沖縄県那覇市字小禄1831番地1
沖縄産業支援センター 414 号室
TEL: 098-851-8460
E-Mail : contact@yorozu-okinawa.go.jp
公式 HP : https://yorozu-okinawa.go.jp/
ご相談のお申込みはコチラ
紹介パンフレットはコチラ
営業時間
平日 9:00 - 19:00
土曜 9:00 - 17:00
※日曜・祝祭日は休業日


友だち追加

よろず公式インスタグラムをフォロー

同じカテゴリー(経営改善)の記事
中小サポートへ連携
中小サポートへ連携(2024-02-06 21:38)


Posted by 沖縄県よろず支援拠点 at 08:37│Comments(0)経営改善コーディネーター
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。