無料経営相談 沖縄県よろず支援拠点 - 支援事例集【公式】

ターゲットを定め発信






　◆ 企業名 琉球薬草本舗
　◆ 業　種 健康食品通販
　◆ 所在地 西原町
　◆ 資本金 個人事業
　◆ 創　業 ２０１５年
　◆ 従業員 １人

【相談】
　２０１５年からネットショップで野草茶や入浴剤などの販売を開めた。売り上げを上げるため、自社サイトの検索エンジンでの上位獲得とウェブ広告運用の改善を相談したい。

【回答】
　琉球薬草本舗の運営責任者の森裕隆さんは、個人事業で薬草などをネット販売してきた。ネットで検索した際、検索結果と一緒に関連した広告が表示される「リスティング広告」も試したが、思ったほど売り上げが伸びず、どう改善すればよいか相談したいと、よろず支援拠点を訪れた。
　サイトを検証すると、検索にヒットするキーワードが絞り込めていないことがわかった。また薬草のサイトとはいえ、ホームページに薬事法に抵触するような表現があると、検索エンジン側が敬遠することがある。そこでタイトルや説明文の修正、変更をアドバイスした。さらに、リスティング広告では、売り上げを獲得できている商品以外の広告を停止し、より効果的に運用するよう提案した。

　このほか、以前から全ての商品を送料無料で全国へ発送しているとの事だったが、広告の中に表現されていなかった。トップページや商品説明の中に「全国送料無料」を追記。その結果、１月後には売上が１.５倍に増えた。
　広告以外での集客方法として、ターゲットを明確に定めた情報発信を提案。見込み客への周知を強化するため、グーグルマイビジネスやＳＮＳ、ブログなどの連携を行うことで新規の客を獲得し、売り上げは相談当初の２倍まで上がって来た。
　本年度に入り、小規模事業者持続化補助金を活用して検索キーワード広告の拡充と強化を図った。これにより月商売り上げの目標を達成し、利益も大きく伸ばす事ができた。相談開始から約１年、森さんは何度も相談に来られ、アドバイスを実践して結果を出し続けている。コロナ禍でネット販売や売り上げ拡大の相談が増えており、引き続き支援していきたい。琉球薬草本舗のホームページは https://www.ryukyuyakusou.com/
（県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功）

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